【海外看護師】目指せOET合格!試験について知ろう

海外で医療従事者になりたいと考えたことはありますか?どのようなプロセスをたどるかは国や地域によって異なりますが、英語の試験が必要な場合が多いです。英語の試験にも様々なものがありますが、今回は私がオーストラリアで看護師登録をした時に利用したOETを紹介します。

現在OETの試験形式はペーパー、コンピューター、OET Homeの3種類があります。この記事では私が受験したペーパー形式での経験をもとに紹介していますので、コンピューター式やOET Homeと違うこともあるかもしれません。ご了承ください。

概要

OETとは医療従事者向けの国際的な英語の試験です。主に英語圏の国で医療従事者になるために受験する人が多いと思います。でも医療従事者である免許を提示はしないので、実際には医療従事者以外でも受験することは可能です。

試験内容

OETは4つのカテゴリーから構成される試験です。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4部構成で、午前中にリスニング、リーディング、ライティングを受験し、午後にスピーキングの試験が実施されます。

スピーキングの受験時間は受験者それぞれ違います。午前の筆記試験が終わると昼食休みになるので、自分の受験時間に合わせて受験者は会場に戻ることになります。

当日の流れ

  • 会場に到着すると、まず本人確認をします。パスポートを提示して、名前と顔の認証を行います。
  • その後、写真撮影を行います。
  • 会場に持ち込める物は鉛筆、消しゴム、ペン、飲み物(ラベルを外した透明のペットボトルのみ可)だけです。そのほかの荷物を預けます。
  • 自分の席について試験を待ちます。
  • 午前中の筆記試験を受けます。

リスニング

リスニングの試験は約40分です。A、B、C3つのカテゴリーで編成され、全42問あります。リスニングは1度しか聞くことが出来ないので、高い集中力が求められます。AからCに進むにつれて難易度が上がります。

パートA

パートAは、医療従事者と患者もしくは患者家族との会話を聞きます。会話は2つあり、それぞれ違うシチュエーションです。解答用紙に単語や数字を書き込みます。

パートB

パートBでは職場での会話を聞きます。話し手は1人~2人です。選択問題で、3つの選択肢から1つの答えを選びます。

パートC

パートCは講義を聞いて問題に答えます。話しては1人のことが多いですが、インタビュー形式など話し手が2人になることもあります。問題は選択問題で、3つの選択肢から1つ選びます。

リーディング

リーディングの試験時間は60分です。A,B,Cの3つのカテゴリーがあり、それぞれ少しずつ違うタイプの文章スタイルを読んで問題に答えます。問題数は42問で問題の種類は5つあります。パートAとパートBCは試験時間が分かれているので(パートA:15分、パートBC:45分)、問題用紙と解答用紙が回収・配布されます。

パートA

パートAは15分で20問解きます。迅速、かつ効果的に選択的に読むことが求められます。同じ健康に関するテーマについて書かれた4つの短い記事を読み、内容の理解度を答えていきます。

パートB

パートBは短いカードを読みます。3つの選択肢から1つの解答を選びます。

パートC

パートCは2つの論文のような読み物が問題になります。1つの論文につき問題が8問出されます。選択問題で、4つの選択肢から1つ選びます。

ライティング

ライティングは45分です。最初の5分は問題文を読む時間で、書くこと(ペンを持つこと)は許されません。

ライティングは職業によって問題が分かれます。看護師の場合は、医療従事者(ほとんどの場合は別の看護師か医師宛て)に手紙を書く形です。

スピーキング

スピーキングは約20分のロールプレイです。2つのロールプレイを行い、1つのロールプレイにつき約5分間になります。

ライティングと同様、職業によって状況問題が違います。看護師の場合、受験者は看護師となり面接官は患者もしくは患者家族となります。

公式問題集 Writing & Speaking

おすすめの教材

公式サイトのサンプル問題

公式サイトに掲載されているサンプル問題はぜひ活用したいです。何といっても無料ですからね!

★公式サンプルテストのリンク一覧★

Listening

Reading

Writing

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公式問題集

公式サイトから問題集をオーダー出来ます。全部のカテゴリーを一括に勉強できるものから1つのカテゴリーだけに絞ったタイプもあるので、自分に合ったものを選びやすいと思います。私も公式サイトから全カテゴリーの問題集を購入して繰り返して勉強しました。

Youtube

YoutubeにはたくさんのチャンネルでOETを紹介しています。各カテゴリーの勉強方法や試験対策などを紹介しているものや、サンプル問題をシェアしているものもあるのでぜひ参考にしてください。

スピーキング対策

ココナラでスピーキング対策をしています。OETスピーキングは練習をせず毎回Bを取得していたオーストラリアの現役看護師の私が講師をしています。ただ単にロールプレイをするだけではなく、以下のことを対策講座で学べます。

  • OETスピーキングでしてはいけないこと
  • スピーキングを受験する時に必要なマインドセット
  • ロールプレイカードのどこに注目して読むべきか
  • ロールプレイの始めと終わりで使えるフレーズ
  • 時間が余ってしまったときに使えるフレーズ

まとめ

OETについて少しイメージが湧いたでしょうか?この記事では、簡単に試験全体の概要についてお話しました。実際に私がどうやって試験対策をしたかなどは、対策講座でお話出来るのでぜひご検討ください。

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